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相続税・生前対策

相続税の基礎知識と生前にできる対策——基礎控除・申告の要否

監修 細沼 昭久(ほそぬま あきひさ) 公開日:2026.07.19 最終更新:2026.07.20

相続税は、遺産が基礎控除を超える場合にかかる税です。まずは自分のケースで課税されるかの目安を知り、かかる場合は期限内の申告・納付が必要になります。この記事では、基礎控除の考え方、申告期限、税負担を軽くする特例、生前にできる対策をわかりやすく整理します。

01相続税は必ずかかるわけではない

相続税には基礎控除があり、遺産の総額がこの範囲内であれば、相続税はかからず、申告も原則として不要です。「相続=必ず相続税」ではありません。まずは、自分のケースで課税されるかどうかの目安を知ることが第一歩です。

基礎控除の計算式

3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数。例えば法定相続人が3人なら、3,000万円+1,800万円=4,800万円までは課税されません。

02申告と納付の期限

相続税がかかる場合、期限が決まっています。過ぎると加算税・延滞税がかかることがあるため、早めの準備が大切です。

期限

原則10か月以内被相続人が亡くなったことを知った日の翌日から10か月以内に、申告・納付します。
納付

原則は現金一括期限までに金銭で納めるのが原則。難しい場合は延納・物納の制度もありますが要件があります。

03税負担を軽くする主な特例

一定の要件を満たすと、税負担を大きく軽減できる特例があります。ただし適用には申告が必要なものが多く、「特例で0円になるから申告不要」ではない点に注意が必要です。

  • 配偶者の税額軽減:配偶者が取得した遺産のうち、一定額まで相続税がかからない
  • 小規模宅地等の特例:自宅などの土地の評価額を大きく減額できる
注意:特例適用には申告が必要

これらの特例を使って税額が0円になる場合でも、特例の適用を受けるには申告が必要です。「かからないから何もしなくてよい」と誤解しないようにしましょう。

04生前にできる相続対策

相続税の負担は、生前の準備である程度そなえることができます。ただし、やり方を誤ると逆効果になることもあるため、制度を正しく理解して進めることが大切です。

  • 生前贈与の活用:暦年課税(年110万円の基礎控除)や相続時精算課税など
  • 生命保険の活用:死亡保険金には一定の非課税枠がある
  • 納税資金の準備:不動産中心の相続では、納税のための現金の確保が課題になりやすい

05専門家に相談する目安

相続税は、財産の評価や特例の適用判断が複雑です。次のような場合は、税理士など専門家への相談を検討するとよいでしょう。

  • 遺産の総額が基礎控除を超えそう
  • 不動産や非上場株式など、評価が難しい財産がある
  • 特例を使えるか、使うべきか判断に迷う

相続税の申告や評価は専門性が高く、特例の適用漏れは大きな差につながります。早めに専門家へ相談することで、適正な申告と負担の軽減につながります。

監修者 細沼 昭久(ほそぬま あきひさ)
この記事の監修

細沼 昭久(ほそぬま あきひさ)

司法書士・行政書士/司法書士法人リーガル・デザイン・行政書士法人LETUS JP 代表社員 登録番号:【要記入】

東京都新宿区を拠点に、相続・遺言に関する登記・手続きを取り扱う。

公式サイト

本記事は、上記の資格者が内容を確認・監修しています。

本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の法的助言ではありません。制度・費用は変更される場合があります。具体的なご相談は専門家へお願いします。

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